エジプトお土産おすすめスポット&おすすめ商品
エジプト観光ツアーでは大変貴重な、落ち着いて、じっくり、値段交渉なしで、ちゃんとしたお土産を探すことの出来る、おすすめスポット3選です!(どんだけ酷いのかエジプト!!)
まああの、土産物屋で店のおっちゃんやおにーちゃんと値段交渉バトルを繰り広げるのはおそらくエジプト旅行の醍醐味のひとつなのでありましょうが、ツアー客にそんな悠長な時間はない。
自由時間ナシ&値切り技術ナシでもお買い物できる場所を3つ選んでみました。
食べてみて美味しかったお土産なども。
その1、エジプト土産物屋界のオアシス
《カイロの考古学博物館》
展示エリアを出たところにショップがあります。書籍が主ですが、他にもカレンダーや文房具などを置いていました。値段交渉が不要で、そして何より煩わしい売り子がいないので、日本で買う時のように伸び伸びと心ゆくまで商品を眺められて、まるで天国のようです。(←エジプトを数日旅行すればこの気持ちが分かるようになる)
ミュージアムショップという特性上、通常の土産物屋にあるようなものをあれこれ取り揃えているわけではないですが、本を手に取ってパラパラするという当たり前のことが出来る、ただそれだけで心が潤う。はああ。普通って素晴らしい。
その2、記念に買って損はない
《クルーズ船内Tシャツ販売会》
阪急のツアーだと現地ガイドさんによるナツメヤシとチョコレートの車内販売があるのですが、それではなく、同じくガイドさんにより行われるTシャツとポロシャツの船内販売の方、そちらがおすすめ。そこで売られるエジプト綿のTシャツを購入したのですが、なかなかにイイカンジです。
豊富にある①サイズ②色③デザインから好きなものを選びますが、出来合いのもの以外はさらに④『刺繍で入れて貰いたい言葉』をアルファベットで指定(字数制限があり、確か8文字くらいまで…)。それをヒエログリフに変換して刺繍してくれます。
ヒエログリフなんて読める人はそうそういないので『嫁LOVE』と入れたTシャツを黙って旦那に渡し普段着にさせるとかも可能。
背面に刺繍が入るデザインのものは、希望すれば前面左胸のところにワンポイントを入れることも出来ます。文字・ワンポイント共にデザインの指定は出来ますが、色はおまかせです。
ピラミッド3つドーン!とか、派手なデザインもありましたが、私は舞台裏方用に買ったので一番シンプルなデザインを選択。価格は一律なので、刺繍多めの派手派手系も少なめの地味地味系も同じお値段です。
前面。胸のワンポイントは『アンク』(命の鍵)を選択。
背面。極力シンプルにしたかったので名前をカルトゥーシュ(ファラオの名前に使う縄の囲いみたいなやつ)で囲まないタイプを選択。囲みアリだと存在感増し増しになります。
お値段は当然UNIQLOより高いですが!、好きな刺繍を入れてくれるし、品質もなかなかだし、何より良い記念になることを考えると、妥当な価格だと感じました(エジプトの物価的にどうかは別として)。車内販売のお菓子は「高い。(キッパリ)」と断言して1個も買わなかったウチのケチな母が、Tシャツは見本を良く確認したあと家族全員分を注文。
その3、安心・安全・確実
《復路の空港》
月並みですが、何だかんだ言ってやっぱりここは王道。残った外貨を使い切るという観点からも、一番良いのではないかと思います。複数の支払い方法の合わせ技もすんなり可能なので有り難い。
乗り継ぎで使用したアブダビ空港では経由先の国のお菓子も取り扱っているようで(私の分かる限りでは美味しいやつを厳選している感じだった)、メイド・イン・エジプトの物もちゃんとありました。価格も割と良心的な感じ。「搭乗券は?」と言われて見せると割り引いてくれるお店も。
↑『マームール』はカイロ空港にて購入。
個包装の大きめクッキーが12個入って5ドル。安い…。
お土産コーナーで写真を見せたら「カフェテリア!」と売り場を教えてくれたのですが、行ってみると小さな小さなお菓子売場で、所謂カフェテリア的な店構えではありませんでした。
エジプトを旅していると「ここの国の人の舌の甘味センサーはちょっとおかしくなってるんじゃ?」と思うことがあるのですが、これは甘さ控えめ。(むしろ控えめすぎるくらい)
サクサク&ホロホロ食感の生地(←この部分はほぼ味付けナシ)の真ん中に甘いナツメヤシのフィリングが入っている。
このサクサク具合何かに似てる…と思ったら、あれですわ、イギリスのショートブレッドですわ。元イギリス被保護国だからなのか?
ちょっと軽食的な感じで、小腹が空いたときにミルクティーなんかと一緒に頂くと大変よろしゅうございます。
↑『フルート』はカイロ空港とアブダビ空港、どちらにもありました。
これは日本の市場でも十分に戦えるレベル。シガーロール型の生地の中に口溶けの良いチョコクリームが入っていて、それをチョコレートでコーティングしてある。
ただし価格も日本のお菓子級。そしてエジプト製なのに何故かアブダビよりカイロの方が遥かに高いというミステリー。
カイロ空港のマームールを買ったのと同じお店で、
1袋(4本入り)=3ドル
たっかいなオイ。
ところがアブダビ空港の店(こちらもカイロ同様お土産コーナーではなく、コンビニ的なお店で取り扱っている)では、同じものが
1袋=2ドル
2袋=3ドル
は???
しかもアブダビはさらに「○袋買えば1袋オマケ」とか「○袋買えば割り引き」とか、“何となくそんな感じ”でやってるとしか思えないようなケースバイケースかつアバウトなサービス付きです。
まあなんにせよカイロ空港に比べたら格安。
アドバイスがあるとすれば、
アブダビ経由でお帰りになる方はこれをカイロで買ってはいけない
ということでしょうか。
あと、アブダビのコンビニではフルートと一緒に似たようなパッケージの別のお菓子が色々売られていまして、一見するとシリーズ商品のようなのですが、そちらはメイド・イン・エジプトではないのです。アブダビ空港土産として買うのならOKだと思います。
↑アブダビ空港のコンビニ(フルート売ってたのと同じ店)で発見し、「そういやナツメヤシ1個も買わなかったね」ということで幾つか購入。(注:エジプト製ではありません)
12個入りが、
アーモンド無し=6ドル
アーモンド有り=7ドル
アーモンドの有る無しでたったの1ドルしか違わないので、アーモンド有りを断然おすすめします。ナツメヤシはまるで「砂糖使ってるんじゃ?」と思うくらい甘いんですが砂糖・甘味料不使用。酸味や苦味がなく、甘さやコクは干し柿に似ていて、味も食感も絵で言うと1色のベタ塗りっぽい感じなので(悪い意味ではない)、一粒入ったアーモンドが良いアクセントになります。
干し柿風だからか、濃く淹れた緑茶に意外と合う。
↑アブダビ空港のお土産コーナー(コンビニじゃない)にて購入。エジプト製です。
5ドルで、まあちょっと高いんですが、甘いものを食べない方へのお土産をどうするか困っているところだったので迷わず購入。カシューナッツ・アーモンド・ピスタチオの3種ミックスです。
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持ち物編⬇️
エジプト持ち物おすすめ10選 《女性目線》ナイル川クルーズツアー - kaoru1027の日記
往復機内編⬇️
エティハド航空でエジプトへ行ってみた エコノミークラス 2018 - kaoru1027の日記
現地ご飯編⬇️
エジプトご飯 in ナイル川クルーズツアー
基本的に米。
ずっと米。
ひたすら米。
しかもそれが日本の米に似ているという素晴らしさ。
日本人のツアーなので気を使ってのことかと思いきや、そればかりではないようです。
日本のODAが協力&コシヒカリが土壌に合致、したらしく、エジプト人はフツーにジャポニカ米を食べてます(特に昼)。
ただ、シンプルに水だけで炊くことは普通しないので、白いツャツャご飯ではないです。
塩・スパイス・パスタ・油など、何かしらかが調理の段階で加えられており、そのバリエーションはおそらく無限。
米どころ新潟から参加した男性(70才)は「米が不味い」と日々嘆いていましたが、アフリカ大陸で日本的な米を当たり前に食べられるのは奇跡のようだと私は感激し通しでした。
ありがとうODA!!
米の他にも『アエーシ』という、インドのチャパティに似た薄焼きパンが主食として食べられています。
市街地をバスで走っていると、店先に山のようにアエーシを積んで売っているお店をあちこちで目にすることができます。
レストランでも幾度かこのアエーシが、数種類の付け合わせと共に供されました。
メインやスープを含め全体的に、辛いとかスパイシーとかそういう刺激的なものはなく、どれも比較的優しい味付けでした。(デザートのケーキだけは攻撃的)
ただ、日本料理には使わない香辛料を使うので、みんなの箸(?)の進み具合は様々だった様子。
おそらく日本でインド料理が美味しく食べられる人はエジプト料理もイケるのではないかと。私は味覚的には特に何の問題もなし。スープの味が薄すぎて塩を足したりした程度でした。
がしかし。
世界最大の無菌室からやってきたようなウブな日本人観光客は、基本的に生水が御法度。ゆえに生野菜は危険物扱いで、さらに生果物(皮ごと食べる系)・生乳も要注意。
あまり衛生的ではない国への旅行に免疫がある方や胃腸に自信のある方などは、最初からサラダでも何でもじゃんじゃん召し上がってらっしゃいましたが、我々親子など、不安を拭いきれない参加者は極力気を付けるようにしていました。
《エジプト滞在初日、昼》
ギザのレストランにて。
最初にカゴに盛られたアエーシと、胡麻ペースト、揚げ茄子?など数種のアエーシ用付け合せが出てきました。付け合せはテーブルで共用。
そしてスープ。
ピラミッド見に来てまさかのカニカマとの遭遇。
具から推測するに魚介汁っぽいものを目指してる風なのですが、出汁の旨み的なものを感じられない。そして塩がものっすごく薄い。涙ぐらい。優しい味にもほどがある。一体何があったのか。
その後も優しさを前面に打ち出したまま推し進めていくのかと思いきや、一転してメインディッシュはしっかり味。
白身魚のムニエル、殻付き海老のグリル、イカの唐揚げ、何か色々入ってるお米。
エジプトご飯第1回目にしてさっそくスパイス入り米の洗礼を受けた我々。米は残している方もちらほらいましたが、それ以外は割と日本人にも馴染みのある味付け。中でもイカの唐揚げは皆に好評でした。
デザート。
茶色い方は、パサパサしたスポンジにカサカサしたトッピング。見た目が茶色いのでチョコレートケーキ系かと思ったのですが、ただ甘いだけだった。まあ味はともかく食感が…。ブリティッシュベイクオフならポール・ハリウッドがケチョンケチョンに言うレベル。
左の、やけに色が挑発的なやつは白いところだけ味見しましたが、バタークリームでした。
《エジプト滞在初日、晩》
その日の宿泊ホテル『グランドナイルタワー』1階レストランにて。結構広いのに客は我々ツアーだけでした。
そしてやってきました、
『お腹空かせて入ったレストランで一皿目に山盛りの生野菜』
という超難関。
しかも見た目凄く美味しそうという、まるで何かの修行をさせられてるような日本人観光客の皆さん。
いきなりだったので戸惑いを隠せず、結構な人数が一切手を付けずにやり過ごしていました。丸い食事パンが出されていたので、ひたすらそれを食べつつ早くサラダを下げてくれることを願う。申し訳ない。
この後はメインディッシュで、魚・米・野菜。昼ご飯と似てた。
デザートは、またしてもバタークリーム。
パイとバタークリームを交互に重ねてあるだけのシンプル構造ですが、かなりグイグイ攻めてくる甘さ。濃いコーヒーがあればもっと美味しく頂けたに違いないのですが、頼むのも面倒臭いので水で。
ちなみに、エジプトでは普通にコーヒーを頼むと『ネスカフェ』が出てきます。そもそもメニューからして『ネスカフェ』となっている所や、お湯とカップとインスタントコーヒーが別々に出てきて自分で作る所もあります。
そしてこの5つ星の豪華ホテル『グランドナイルタワー』ですが。
酒がありません。
レストランにもバーカウンターにもルームサービスにもありません。
このクラスの宿に酒がないのにも驚くが、
酒がないのにバーカウンター
って。
《エジプト滞在2日目 朝》
早朝、というかまだ星が瞬くうちに出発するので、ホテルが用意してくれる軽食を持って出発します。
詳細は観光編にて。
《エジプト滞在2日目 昼》
アブシンベルのリゾートホテルに併設されているレストランにて。
丸い食事パンと、胡麻ペースト。
それからスープ。
『雀の舌』という、超ナイスネーミング(まさにそういう形)のパスタが入ったニンニク風味のスープ。
このスープはニンニクが入っているので昨日のほどは気になりませんが、またしても度を越した優し味シリーズ。
もしかしたら、エジプトにおいてスープというのは前菜や一品料理としてのポジションにあるのではなく、時おり味覚を休ませるための箸休め的な存在なのではないか?
同じテーブルの方がその味を評して「口をすすぐような…(苦笑)」とおっしゃっていたのですが、まさにそれこそが本来の目的なのではないか??
もしくはこれは実はスープではなくソフトドリンクの範疇で、絶妙な浸透圧を計算して調味された、大量の汗をかくエジプトにおいてポカリスエット的な塩分補給の役割を担っているものなのではないか???
謎は深まるばかり。
まあ私は塩コショウを振るんですがね。
「メインはタジンです」と言われていたので三角のタジン鍋がそびえ立っているのを想像したのですが、普通のシチューの器に入っていました。鶏のささみ肉と野菜のトマト煮込みと、パスタやフライドオニオン入りのお米。どちらも若干薄味なんだけど、合体させると絶妙な味加減になるという素晴らしさ。旨い。
今回の米はスパイスがきつくなかったので、母は米のみをピラフの感覚で食べてました。
《エジプト滞在2日目 晩~5日目 朝》
アスワンでナイル川クルーズ船『M/S サラ号』に乗船。以降はルクソールでの下船まで、全食を船内のレストランで頂きます。
バイキング形式で、テーブルはツアーごと決められていました。席は自由。
コの字型のカウンターに沢山の料理が並んでいて、生野菜が食べられなくても飽きたり困ったりしなかったです。
船丸ごと阪急交通社の貸し切り状態だったからか、他所に比べてかなりスパイス控えめな日本人向けの味付けでした。
カウンターの最後に甘いものコーナー。フルーツ・ペイストリー・デザートと、朝昼晩で内容が変わりますが、これは朝バージョン。夜にはクリームを使ったケーキなどが並びます。ここのケーキはバタークリームでなく生クリームを使ってました。
外国へ行くといつも思うのだけど、チョコレートケーキ系はハズレが少ない。ここんちのもなかなかイケました。
そして、
毎朝エジプト人が笑顔で日本人に味噌汁・お粥・白飯をよそってくれる
というナイルの奇跡がここで繰り広げられる。アブシンベル神殿の至聖所への御来光は1年に2度しか見られないが、ここの奇跡の御来光(的光景)は毎朝拝める。
朝は他にも三品、毎回違う日本のおかずが出ました。
厚焼き玉子、ほうれん草の胡麻あえ、肉じゃが、鯖の塩焼き、などなど。
味噌汁の出汁が薄かったり、唐揚げがフリッター風だったりしましたが、そんなことよりその努力が素晴らしい。
朝食以外は、水まで含めドリンク類は全て有料です。我が家は水と紅茶しか頼まなかったので他は良く分かりませんが、全体的にそんなに高くはなかったと思います。
食事の終わりにボーイさんにルームキーを見せて伝票を切ってもらい、清算は下船前日の晩にまとめてフロントで行います。
サラ号レストランのサービス部門チーフは若干いかりや長介が入った風貌だったので私は勝手に「いかりやさん」と呼んでいたのですが、頭が良く、気配りが出来て仕事も真面目にこなし、気さくで擦れてなくて、素晴らしかった。
他のボーイさん達もみんな真面目に仕事をしていて、このレストランで嫌な気分になることは一度もなかった。
調理部門は、朝のオムレツ担当(4種類ある具を自由に客が指定できるシステム)の兄ちゃんがご機嫌ナナメの日は若干面倒臭かったですが(一番簡単な具無しオムレツをどんどん作って、隙あらば、注文しようとする客の皿に黙って滑り込ませようとしてくる)、他の皆さんが朗らかに仕事をしている中でオムレツ兄ちゃんの不機嫌さが逆に新鮮に感じられて、何となくカウンターど真ん中の良いアクセントになっていて面白かったです。
いかりやさんには最後の朝にお礼を言って、握手をしてお別れ。彼の人柄を表すような、超ソフトなハンドシェイキングだった。
《エジプト滞在5日目 昼》
オールドカイロの公園(?)内にある、アラビア風な造りのオープンエアーのレストランでした。
まずはアエーシと付け合わせ。
ニンニクと塩で味付けしたヨーグルトとか、ひよこ豆と胡麻のペーストとか、茄子のペーストとか、あれやこれや出てきました。それぞれの皿は全て違う内容。
メインはカバブ。羊肉?
分け前を狙う猫の視線を下からそっと感じつつ。
レストランのデザートとしてこのスタイルでザクロを出されたのは人生初。斬新だ。
《エジプト滞在5日目 晩~6日目 朝》
再びカイロのグランドナイルタワーへ戻ってきたので、その1階レストランにて。
今回の滞在時には中国系のツアー客も利用していました。
朝晩ともにバイキング。
ここの炭水化物系の充実っぷりは見事なのですが、おかず系は品数が少なく残念な感じ。
ただ、朝のバイキング時に出されるフレッシュチーズがまるで天国の食べ物のような味わい。『スキムド』と『フル』の2種類あり、スキムドはフツーのクリームチーズに近く大したことはないのですが、フルの方が本当に素晴らしい。イギリスのクロテッドクリームをフレッシュチーズにしたような、ミルクのコクと甘さが超凝縮された感じ。
忘れられないあの味…
今回はガッチガチの団体ツアーで全食付きでしたから、何も考えずにゴハンにありつけ本当に楽でしたが、出来れば町のコシャリ屋さんでゴハンするとかしてみたい。
また行くしかないか…!
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エティハド航空でエジプトへ行ってみた エコノミークラス 2018
今回初めてエティハド航空を利用しました。
エミレーツが民間(ドバイ政府100%出資)でエティハドが国営(アラブ首長国連邦)というのも今回知った。
往きは
成田→アブダビ 約12時間
アブダビで2時間ほどの乗り換え時間
アブダビ→カイロ 約4時間。
帰りは
カイロ→アブダビ 約3時間
アブダビで3時間ほどの乗り換え時間
アブダビ→成田 約9時間半
《往路》
初日の成田、出発案内ボードに燦然と輝く青い文字。
?
なぜエティハドだけ?
まあ早まる分には文句はない。
しかし搭乗後の機内で「遅れます」とのアナウンスがあり、結局ほぼ定刻通りの出発。おおい。
その後もなんとなくずっと飛行機を降りるたびに添乗員さんが「予定よりもだいぶ早く着きましたので」と言っていた気がするし、ここの会社は全体的に早め早めなんですかね…?
機内の座席は3・3・3。
満席ではなく、右側の3席を我々二人で使用出来ました。なんて素敵。
座席背面にはタッチパネル式のモニターとリモコン、ヘッドホンプラグの差し込み口、USB電源とACコンセント(日本のもそのまま使えます)。
手元明かり用ボタンはこのリモコンに付いてるのですが、コールボタンぽいのがそのすぐ隣にあるため、いつも押すときは恐る恐る人差し指震わせつつ。
アメニティはクッションとブランケット、ヘッドホンのみ。若干の淋しさは感じるものの前情報通りなので驚かず。
機内に入ってすぐ気付くのが、BGM。
これが、ディズニーシーのアラビアンコーストのアトラクションに入ったかのような錯覚すら覚える、絶妙なアラビア具合と洗練度。
モニターに映し出される紫と金のエティハド航空ロゴと相まって、嫌が応にも高まる“今から異国へ行きます感”。素晴らしい。
飛んで安定飛行に入るとすぐ、
ウェルカムドリンク with 和“風”なおかき(あくまでも“風”)。
袋からザラッと出した途端、おかきにはあるまじき鮮やかな赤いやつが出てきてギョッとしたのですが、(←合成着色料怖い)
母のはもっと斬新だった。ちょっとしたクリスマス。
味は、離れゆく日本をそっと偲ぶには十分な程度(大人なので言葉を選んでみた)。でもちゃんと餅米を使っています。
ウェルカムドリンクはこの先食物繊維が不足するかもと思いトマトジュースをセレクトしたのですが、スープかと思うくらいにパンチの効いた塩味でした。
海苔の付いたのと胡麻の付いたので味の違いがあーだこーだと親子でカリカリしているうちに第1回目の機内食タイムに突入。
早い…
今回、事前に、
『成田発のエティハドは旨い和食を積んでいる………そしてそれはフィッシュを選ぶとやってくるのだ………』
という尊い啓示を受けていたので、迷わず魚を選択。
鯖の塩焼き、野菜を炊いたもの(大根、しめじ、いんげん、人参)、ほうれん草と人参の胡麻和え、白飯、抹茶ムース、亀田のソフトサラダ、水。
なんと全てが美味しかった。素晴らしい。個人的にはアラブ首長国連邦の国営機で亀田のソフトサラダを出してきたところに強く心を動かされた。色んな意味で。
そして色んなことが早め早めのエティハド航空さんは食べ終えるとすぐに消灯です。
他もそうなんですかね?
あまりの早さに二人して時計を確認しましたが、21時くらい。
寝れねーよ。
ということで、
モニターにてエンターテインメントの内容をチェック。
割と新しめの映画が並んでいましたが、日本語対応のものは見つけられませんでした。
音楽アルバムには日本語がありましたが、浜崎あゆみ・倖田來未・EXILEという、海外旅行に良く行く層はそういうの聴かないんじゃないの?という的外れなラインナップ。こういうところで亀田のソフトサラダくらいのセンスを見せて欲しかった。
結局、モニターとリモコンを使ってピコピコとゲーム。
少し興味があったので気温と湿度をずっと測っていましたが、気温はほぼ25度強で安定。寒いかと思って準備していったのですが、むしろ暑いくらいでした。
問題は湿度。
10%って。
(注:時刻はすでにエジプトに合わせてあります)
『マンマ・ミーア2』を見ていたウチのマンマミーアがそのうち2席を占拠し横になって寝始めたので、私も読書にチェンジ。
それから何となくウトウトしたり、窓の下が真っ暗なのを見やったり、ウトウトしたり、窓の下が真っ暗なのを見やったり、ウトウトしたり…していると母親にバシバシ肩を叩かれ目の前に
ポップコーン。
夜のおやつタイムでした。キャラメル味。
特にお腹は空いていませんでしたが、どんな味なのか気になったので一袋だけ開け二人でモソモソ少しだけ試食。(味はまあまあでした)
それからまた何となくウトウトしたり、窓の下が真っ暗なのを見やったり、ウトウトしたり、窓の下が真っ暗なのを見やったり、ウトウトしたり…しているうちに
新しい朝が来た。
もうそろそろ到着する(2時間後)という喜びに胸を広げ機内食を仰ぐ。
『成田発のエティハドは朝食にも和食がある………そしてそれはお粥なのだ………』
という更なる啓示も受けていたので、「チキンかフィッシュか」と訊かれた時に何も考えず自動的に前回と同じフィッシュを選択。
すると、
フツーに魚料理が出てきました。
嗚呼何故ならそれは今はまだ夜だから。(深夜)
お粥が嫌いな母はチキンを頼み、
当然フツーに鶏料理。
夜食…に当たるんでしょうかねこれは?
フィッシュは
白身魚唐揚げの餡掛け、野菜を炊いたもの(ほうれん草、かぼちゃ、人参)、白飯、豆サラダ、水
チキンは
チキンソテー、ラタトゥイユ風野菜のソース、オムレツ(マッシュポテト入り?)、豆サラダ、水
魚の衣が粉っぽくて餡の塩味もきつかったですが、野菜と米は安定の旨さ。特にかぼちゃがちゃんと美味しいのはポイント高い。チキンは全体的に美味しかったです。日本人が好きな味つけ。
それからは機内食を片付けたりヘッドホンを回収したりと慌ただしくなり、そうこうしているうちに眼下に現れたのが、
どーーーーん!!
そこはかとなくオイルマネーの匂いを感じるアブダビの街明かり。(←先入観)
街明かりというより何かの制御盤のような、不思議な光景でした。
到着したアブダビ空港がこれまた、
そこはかとなくオイルマネーの匂いを感じさせる内装。
ここで乗り換えタイム2時間。
トイレへ行って身仕度したりしてそれほど余裕はなかったので、お店を見て回ることもなく大人しく搭乗ゲート前で待つ阪急御一行様。
しかし。
搭乗時刻になっても一向に呼び出しが始まらない。
我々が乗るカイロ行きと同じゲートを使う1つ前の便、イスタンブール行きが、客が揃わなくてなかなか搭乗受付を締め切れない模様。
カイロ行きの客がゲートにやってくる度に係員が、
「イスタンブーー!?」
「イスタンブーー!?」
「イィスタンブーー!!?」
とやり続けるのだが、一向に完了せず、海外の空港ではやらずにとっとと出発すると聞いていた実名呼び出しアナウンスも実施。
それでもまだ「イスタンブーー!?」をやり続けるので、さすがにもうホントいい加減出発しちゃえば?と思った頃、さっきからずっとそこに座っていた若い家族連れが立ち上がった。
「イスタンブーー!??」
ってうなずいたよオイ。
ゲート前に溢れているカイロ便待ちの皆さんの注目を一身に(三身だったけど)集めつつ無事御搭乗されました。
何だったんだ一体。
一生分くらいイスタンブールという単語を聞いたわ。
その後、こちらのカイロ行きも無事アブダビを出発。
今度の座席は3・3。左端の窓際をゲット。
タッチパネルですがリモコンが無くなった。
4時間のフライトですが、機内食が出ます。
今度こそ朝ゴハン。(でもまだ夜)
さすがにアブダビ発の機材にお粥は無く、ソーセージ&オムレツ、スクランブルエッグ&ベジタブル、の二択でした。
私はスクランブルエッグを選択。
トレイを受け取った瞬間に「ここはもう日本ではないのだな」と悟る異国の香りが。主にスクランブルエッグ(という名の玉子焼き)にスパイスが使われていました。
トマト煮込みと野菜炒めは思いのほか日本人にも食べやすい味付け。果物はスイカとパイナップル。パンはクロワッサン。イチゴヨーグルト。水。
白皿と黒皿の間にある水色の細長いパッケージは、どれだけ良く観察しても“ただのミルク”だったので、どうしたものかしばらく悩んだのですが、どうやらコーヒーや紅茶を頼んだ人はこれを使えということらしい。
危うくそのままチューチューするところだった。
トレイを片付けて貰ったあとはまたイヤホン回収があって、あれやこれやと機内がバタバタしてる間にも徐々に高度は下がっていき、遠くに明かりが。
カイロだー!!!!!
ついに来た。
子供の頃からずっとずっと憧れていた国。
感動にうち震えているうちに眼下に見えてきたのが
この夢のような光景。
何なんだ・・・
こういうのがしばらく続き、呆然としているうちにカイロ空港に着陸。
はあああああああああああエジプト早速凄いよエジプト!!!
《復路》
8日間ガッツリ旅行してきたのち、再びカイロ空港国際線ターミナルよりエティハド航空にて帰国の途へ。
帰りのカイロ・アブダビ間の座席は3・3・3で、私たち親子は両側を通路に挟まれた中央座席でした。どうせ帰りは疲れて寝ていくから、まあいっか。
絶賛エジ下痢中の母に通路側のチケットを持たせ、私はど真ん中の座席のチケットを握り、通路をずんずん進んでいき列に辿り着くと、私の隣の席には既に男性が座っていました。
横幅が通常の1.7倍くらいある巨漢が。(縦は普通)
がーーーーーーーーーーーん。
しかし私は日の丸を背負ったオトナなのでここは嫌な顔をせず微笑み、小さくハローを言って着席だ。
彼は当然お尻や太腿も立派なので、自宅の敷地から盛大にハミ出す形で出店していたのだが(←エジプト商店方式)、双方の敷地の境界線を出発点としているシートベルト2本が、あいにく彼の店の下でクチャクチャになっていた。
それに気付いた彼は頑張って体を通路側に寄せると、慌ててカチャカチャと2つのベルトから自分側のを探り当て、ちょっと恥ずかしそうに「これが僕の」と私に言った。
その一連の仕草からは結構いいヤツそうな彼の人柄が伝わってきて、まあお互いオトナなんだし君のその良さげな人柄に免じて今回の敷地問題に関しては一切不問にしようではないかという気持ちになったため、私も自分側のベルトを手に取り、ちょっと恥ずかしそうに「これが私の」と彼に言った。
なぜ私までちょっと恥ずかしそうにするのか良く分からないが、まあ取り合えずお互いちょっと恥ずかしそうにしながら無事シートベルトを装着。
準備が済んで座席に落ち着いてみると、ものすごくクッション性の高いエアバッグが何故か衝撃前から作動してるような感じに思えなくもない。
墜落するなら彼の方を下にしながら落ちていってくれ。
などと思いながら出発。
帰りの機内ではガッツリ寝てしまうかと思っていたのですが、自分の中にそんな気配は微塵も感じられないまま機内食タイムです。
た、食べにくい…ただでさえ機内は狭く食事しにくいのに、利き手側のエアバッグが作動したまま食べるやり辛さよ…
自分の食事なのに画像が斜めから撮影されているのは、ずっと斜めの体勢でご飯を食べていたからです。(これでも頑張って出来るだけ正面になるように撮影)
去り行くエジプトを名残惜しむかのようにアエーシ(写真上部中央)が出てきたので心の中でそっと涙したのですが。
不味くてさらに涙。
白いサイドディッシュの中は、アエーシと共に食べる用と思われるヒヨコ豆ペースト、ピクルス(?)、何かをブドウの葉で包んで塩漬けにした(?)もの。
黒いメインディッシュの方は、チキンソテー、ポテト、蒸し野菜(人参、いんげん)。
いずれにしても、陸で食べた物とは比べ物にならないレベル。(低い方に)
唯一、デザートのチョコレートケーキだけは美味しかった。ほんとチョコレートケーキはどこへ行っても安定の旨さ。
チキンとビーフが選べたのですが、母の方はチキンが品切れだったらしくビーフ一択。
トマトソースで味付けされていましたが、えらい硬くて煮たのか焼いたのかも良く分からない仕上がり。白いのはパスタ(味無し)。以上。
日本人の発想だと「いやいやそう見せかけておいて実はこの白いやつの下に何か隠されているんでしょう?(鰻重的な?)」となるのですが。
無いです。
最初は、彼女が下痢で体調あんまり&食欲あんまりなのでほとんど手を付けないのかと思ったのですが、そればっかりでなくて純粋に不味かった。
3時間後に人間エアバッグから解放され、乗り換えのためアブダビ空港内へ。
往きはオイルマネー的キラキラタイル張りの第1ターミナルでしたが、帰りは別のターミナルだったらしく、ごく普通の近代的な内装でした。
往きよりも乗り換え時間に余裕があったため、ここで買い足りなかった土産物などを購入。
アブダビ発成田行きの我々のチケットは、B席とC席。
左端のA席が空席で往きの成田・アブダビ間のように3席を二人占め出来るのか、それとも先ほどのカイロ・アブダビ間のように巨漢がやってくるのか。
「頼むから誰もやってこないでくれ」と祈りながら出発を待っていたら、日本人のスッとした若いおにーちゃんがスッとやってきてスッと着席。
取り合えず最悪のケースは免れた。
どうやら、こっちのBCが二人連れ、前列のBCが二人連れ、こっちのAと前列のAが二人連れ、という、みんなそれぞれちょっとずつ残念さを分かち合う形の配列。
と、出発前にトイレへ行ってきた母が「たくさん空いてるから移動しよう」と私に提案してきた。
どうやら往きの成田発と同じく満席ではない様子(8~9割?)で、我々の斜め前の真ん中3席もガラ空き。
移動すれば母がまた横になって寝ながら帰れるし、前後で離れ離れになっているA席のおにーちゃん達も並んで座れるし、窓際に座れなかった前列BC組も景色を見られるし、ということで、みんなの平和のために席移動。
ここからはアラビア語と英語のアナウンスの後に日本語アナウンスが入るようになり、そこはかとない安堵感を覚えつつの離陸でございます。
成田までの機内では、飲み物や食べ物を出される時以外はガッツリ眠って過ごしました。
乗り換えてから最初の機内食は、
「ライスか、パスタか、ヌードルか」
という、一部違いの良く分からない3種の炭水化物の中からとっさの判断で1種を選ばせるという斬新なスタイル。パスタとヌードル…一体何が違うのか…このほんの僅かな時間でまずはそれぞれの定義について考えなければならないのか…
面倒臭いのでここはもう旅に疲れた日本人としては「ライスプリーズ」しかなかったのだが、これが大失敗。エジプトで当たり前のようにジャポニカ米を食べていたのでここでも当然アレが出てくるものだと勝手に思い込んでいたのですが…
パサパサのインディカ米風ご飯に、何味と表現したら良いのか分からない謎の餡がかかっている、超不思議丼が登場。
具はチキンと野菜で、写真で見るとちょっとカレーに似てますが、実物は全くカレーではなく、餡かけ。ろくに味が無いので、我が人生で初めて機内食に添付の塩を使用。
白い器には“素スパゲティー”が入っていて、彩りにキュウリとラディッシュの千切りが乗っている。それに麺つゆをかけて食べなさい、という、日本人なら色んな意味で泣きたくなる一品。
その上に見える四角いのはパサパサした食事パン。
さらに追い討ちをかけるように、デザートをスプーンで掬ってみたら固形ではなくドロッとしていて中に何やら粒々したものが…ああこれが噂の中東名物ライスプティングか!
というわけで、
炭水化物 and 炭水化物 and 炭水化物 with 炭水化物。
関西人もびっくり。
もうこの時点で残りの機内食について一切期待しないようになっていたので、最後の一回についてはあまり記憶がないのですが、食事を配られるときに「*&#%チキン¢$¥℃」と言われ、なんて答えたら良いか戸惑っていると、言い直してくれて「もうチキンしかない」とのことだった。チキン以外の選択肢って何だったんだろう。
食事のカートがやって来てから辺りにはムッとするような油(?)か何かの独特な匂いが充満していたので、恐る恐るメインディッシュの蓋を開けた後、まずはクンクンして匂いを確認。ところが機内中が猛烈に匂っているので、もはやこいつが匂いの発生源なのかどうかも良く分からない。
メインはかなり細かくカットされたチキンと野菜の入ったグラタンで、“味付けは”、前の2食に比べたら遥かにマトモでした。ただ、何なのか良く分からない油がたくさん使われている感じで、食べていてウッとなるので、あまり箸が進まなかった(スプーンだけど)。
サイドディッシュは、豆か何かのペーストだったような気が…
往きのエティハドご飯はあんなにも頑張っていたのに、帰りは同じ会社とは到底思えない有り様で、その凄まじい落差に愕然としつつ成田着。
日本人がそう思うだけで、外国の人はあれらもそれなりに美味しく感じるのだろうか…?
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エジプト持ち物おすすめ10選 《女性目線》ナイル川クルーズツアー
2018年12月3日~10日、3泊4日のナイル川クルーズを含む8日間のエジプトツアーに女二人(母&娘)で参加。
持参すると役立つ物を女性目線でまとめてみました。
m(_ _)m
《エジプトツアーお役立ちグッズ10選》
1、ストール(薄手・厚手)
薄手は綿素材、厚手はウール素材。
薄手の方は、砂&風&日差し&ハエ(冬でも南には余裕でいる)から我が身を守るため、頭に巻いたり口元を被ったりと、屋外でも車内でもずっと使っていました。なぜハエどもは顔や口をピンポイント攻撃してくるのか!
『国土の93%は砂漠』=観光地の93%も砂漠じゃ?というくらい、とにかく砂の国で、砂嵐の季節でなくても時おり風が砂を巻き上げていました。
まあそれがイイ感じにエジプト情緒を盛り上げるので大変よろしいのですが、しかしノーガードだと耳のミゾや髪が砂でジャリジャリになります。
厚手の方は寒さ対策に。
暑いイメージの強い国ですが、さすがに12月は冬なので、夕方から夜、そして午前の早い時間までは南北ともに冷えました。
そしてどうやら
冷たさこそが最高のおもてなし(キリッ)
ということらしく、外気温に関わらず室内&車内はガンガンに冷やしまくってお出迎えしてくださるので寒さ対策は必須なのでしたどうもありがとう…
2、消毒用ウェットティッシュ
エジプト旅行者下痢症、通称『エジ下痢』(そんなもんに通称がある時点でもう怪しい)対策として、念のため除菌用ではなく消毒用を持参しました。(消毒用は医薬部外品だが除菌用は99%除菌の物であってもそうではない)
観光から戻った後だけでなく、スーパーウルトラダーティーなエジプトポンド札に触れた後に手を拭いたり、野良猫が自由に闊歩する野外レストランで長いこと放置された風情のカトラリーを拭いたり、ちょくちょく使っていました。
二人で8日間で40枚入りを1パックちょうど使い終えた。使い過ぎですかね。それでも下痢にはなったんですがね。
3、ビオフェルミン
「エジプトへ2週間旅行したデンマーク人を対象とした海外の試験でプロバイオティクスの投与により旅行者下痢症発症率が71%から43%に低下した」という信頼のおける素敵なデータを発見したのが出発5日前。
その日の内にビオフェルミンを買いに行きソッコーで服用を開始、渡航中もずっとマックスで飲み続け、無事にやりおおせたので日本に着いた途端飲むのを一切止めたところ、その2日後から7日間、見事に下痢になりました。
ビオフェルミン止めたのが原因なのか、日本の食事が合わなかったのか(んなバカな)。
一方、同じようにビオフェルミンを飲んでいた母は、滞在6日目から下痢がスタートしてました。
トイレとお友達系のやつではないので観光に支障はなかったのですが、長時間のフライトがあるため処方薬の下痢止めロペラミドを服用。2日続けて飲んだものの改善しなかったので帰国後医者を受診し、抗生物質を幾つか貰って飲み、完治。
どの程度コレが効果を発揮していたのか(いなかったのか)ナゾですが、自分に関して言えば飲んだだけのことはあったように感じます。
4、ティッシュ
ティッシュ、もしくはトイレットペーパー必携。紙が無いトイレが多い。そのうち、あると心の中で
「あるじゃーん!(歓喜)」
と叫ぶようになる程度に無い。
紙の無いトイレは基本的に紙は流さず備え付けのゴミ箱に捨てるシステムなので、「流せる」タイプじゃなくて大丈夫。捨てるためのゴミ箱が無いトイレは無かった(少なくとも女性用は)。
トイレの番人がいてチップを取っている所でも紙は少ししかくれない場合が多かったのですが、中にはそもそもくれる気すら無いオッサンも。
一人だけ珍しく気前良く沢山くれるなーというオネーチャンがいたのだけど帰りに「チョコくれ」と言われた。
5、ジップロック
似たような別の商品でも構いませんが、厚手でしっかり口の閉まるものを大小取り揃えて持参すると、なんやかんや役立つと思います。
滞在中、円・USドル・エジプトポンドの3種類を駆使することになるので、その日使う分だけそれぞれ小さなジップロックに分けて入れておくと楽です。
食べかけや飲みかけの物を入れたり、細々とした明細をまとめておいたり(クルーズ船の飲み物代清算は最後)、バッグの中の整理に使ったり、とにかく便利でした。
ちなみに、これに入れて砂漠の砂を持ち帰ることをおすすめしているサイトを多く見ましたが、添乗員さんの話では出国時に不審物とみなされ別室に呼ばれた人がいたそうなので、その辺は自己責任で。
6、千円札、5百円玉
観光地の門前でボッタクリ販売中の土産物を現地ガイドがそのままバス車内に持ち込み、割と良心的な価格(半額とか)で紹介してくれることがありました。
土産物屋と直接やり合ってどこまで価格を下げられるか分かりませんが、ツアーだとそういう悠長な時間はないため、このタイミングで買う参加者が結構いました。
そういう時など、エジプト国内で買い物をする際に「○円か、○ドルか、○ポンド」という風に幾つか選択肢があることが多いのですが、その場合の日本円は大抵が千円か5百円でした。
レートから考えて円払いが一番お得なことが多かったです。
7、湯わかし器と紙コップ
カイロでの宿泊に利用したグランドナイルタワーには部屋備え付けの湯わかし器がありましたが、ナイル川クルーズ船『M/S サラ号』にはありませんでした。
母は荷造りの段階では「そんな物まで…?」と訝しげに眺めておりましたが、現地では毎日コレの恩恵に預かっていましたし、他の参加者のおばさま方は無くて不便している様子でした。
備え付け湯わかし器が無ければ熱湯で使えるカップも置いて無いので、紙コップを持っていくと楽。
8、手桶
これをスーツケースから取り出したときのウチの母の人をバカにしたような(ようなというか確実にバカにしてた)反応といったらなかったですが、初日から最終日までずっと活躍。
グランドナイルタワーはバスタブはあるもののシャワーが固定式(しかも真上についていてその向こうに蛇口があるので湯を出すだけでも自分が濡れるという難易度の高さ)だったので、シャワーが届かないところに付いた泡や髪を流したり。
蒸しタオルを作るのに使ったり。
下着の洗濯に使ったり。
今回はやりませんでしたがレトルトのお粥などを温めたり。(←本来はそれがメインで持参した)
数日泊まり込むクルーズ船では、ハウスキーピングの時間帯、お風呂グッズや歯みがきグッズをひと纏めにするのに使ってました。
帰りは壊れ物ガードに。
まあ無くても死なないですがあると結構使います。
9、ハンガー
クルーズ船にはもちろん備え付けの物があるのですが、女二人が3泊4日分の着る物を掛け、なおかつ多少の洗濯をしつつ船旅をするとなると、足りませんでした。
軽いアルミの針金ハンガーを5本持っていきましたが、全稼働してました。
10、大きめのS字フック
「持ってくれば良かった…」とずっと感じていたのがこれ。
これと合わせて100均で売ってるクラスの折り畳みショッピングバッグなどを持っていけば良かったなと。
というのも、使用する大型観光バスはたとえベンツであっても座席にあるポケットの網がダルダルに死んでいるのが大半で、配られる水すらキープ出来ないことも珍しくない。
そしてあまり積極的に床にバッグなどを置きたくない風情(そんなにキレイじゃない←良い場合でこれ)なのだけど基本的に何かを掛けられるようなフックはない。
しかし持ち手は必ずある。
ここにS字フックを掛けて色々吊るせば問題解決じゃないか!と毎日思っていた。
荷物にならない物だし、次回はひとつスーツケースに入れていきます。
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